朝ドラ「風、薫る」実はりんのモデルを看護の道へ導いた牧師…吉江善作(原田泰造)のモデル・植村正久の生涯 (1/2ページ)
朝ドラ「風、薫る」には魅力的な人物が数多く登場します。吉江善作もその1人です。
原田泰造さんが演じる吉江は、親に捨てられ、教会を転々としてきた大家直美を引き取り、彼女をそっと見守るキリスト教の牧師として描かれています。
この吉江善作の人物像を考えるうえで、重ねて見られる実在人物がいました。明治・大正期の牧師、植村正久(うえむら・まさひさ)です。
植村正久は、幕臣の家に生まれながら、明治維新によって大きく運命を変えられます。
若い頃から英語を学び、横浜で宣教師たちと出会い、やがてキリスト教の道へ進んでいきます。
しかし、その歩みは決して順風満帆ではありませんでした。徳川の時代が終わり、旧幕臣の家は急速に立場を失います。
正久は、新しい時代の中で、武士の子としての誇りを抱えながら、信仰と教育、そして言論の道を切り開いていきました。
植村正久の生涯について見ていきましょう。