『豊臣兄弟!』ズタズタに引き裂かれたプライド…秀吉(池松壮亮)が犯した失敗と「播磨大誤算」の原因 (7/9ページ)

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城割を推進する織田信長。NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」公式サイトより。🄫NHK

この破壊行為を推進したのが信長だった。侵攻した若狭・越前・伊勢・伊賀などで国中の城や砦の破壊を進めていった。だから、秀吉の別所家に対する「城割」の命令は、信長政権の方針を反映したものであった可能性が高い。

しかし、別所家は信長に敗北して服属したわけではなく、むしろ自発的に協力した同盟者に近い立場だった。それにもかかわらず、秀吉は三木城の支城群の破却を求めたのである。

これは別所家にとって屈辱以外の何ものでもなかっただろう。信長に協力したにもかかわらず、防衛網の解体を命じられたのである。支城破却を命じた後に官兵衛が「長治様と重棟殿なら分かってもらえるはず」と追い打ちをかけるが、この命令は到底承諾できないものであった。

そして長治はプライドをズタズタにされ、信長への不信感は募る一方であったと考えられるのである。

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