鎌倉時代は本当に“武士の時代”だったのか? 財政から見えた武家政権の悲しい現実とは (4/5ページ)

Japaaan

幕府は国家財政を掌握するレベルには達しておらず、常に破綻寸前の運営が続いていたのです。

源頼朝の像

やがて地方の豪族たちは、自分たちを守ってくれない幕府に見切りをつけ始めます。彼らは独自に力を蓄え、やがて戦国大名へと成長していくことになりました。

つまり、日本が戦国時代へ突入したのは、強力な武士が生まれたからではありません。財政基盤という屋台骨を持たない幕府の未熟さが、混乱を招いたと言えるでしょう。

武家政権の歴史とは、自前の財布を持たない司令部が、必死に国家を私物化しようとした歴史でもあります。彼らは最後まで、本当の意味での中央政府にはなれなかったのかもしれません。

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