4人に1人以上の既婚者が「配偶者から熟年離婚される心配がある」──熟年離婚を切り出されたら?約半数の人が”条件次第”と回答 (14/15ページ)
● 熟年離婚を望む人の割合(約19%)より、配偶者から熟年離婚を切り出される心配をする人(約26%)のほうが多い
● 配偶者から「熟年離婚されるか心配する」のは、男性が多い
● 熟年離婚に応じるかどうかは、『条件設定』を重視して判断する人が約半数を占める
● 熟年離婚を切り出されて「応じないと思う」人は25%とやや少ない印象
● 子どものいる既婚者のほうが、「熟年離婚に応じる」人が多い傾向
● 「配偶者以外の人と恋愛や結婚をしてみたい」と思う人は約28%
● 現状の夫婦関係では満たされず、他者との新たな関係を求める人は一定数存在する
● 離婚したいと思う経験があっても、他の人との恋愛や結婚を望むかたちで、異性としての自分を感じたい人は多い傾向
配偶者から熟年離婚を切り出されて「応じないと思う」と、夫婦関係の継続を希望する人は、わずか25%です。
特に熟年期は「残りの人生をどう生きるか」という『無理に夫婦関係を続けるより、それぞれの人生を選ぶ』という判断が受け入れやすくなっていることが考えられます。
また、熟年離婚に応じやすい社会的環境の整備が進んでいる可能性もうかがえます。
本調査では、結婚して10年以上の40代・50代既婚者における「熟年離婚」に対する意識・全体像が明らかになりました。
…ここまでの調査結果から、
年金分割や財産分与の請求期間の延長、二分の1ルールの明文化など、整備が進む法制度に加えて、長寿社会の進展や独身者の増加に伴う単身者向け社会インフラの充実、さらに、女性の社会進出やインターネットの普及による家族に限定されないコミュニティの広がりを背景に『熟年離婚という選択が現実的になっている』ことが示唆されます。
そして、個人の発信の広がりにより多様な価値観への理解が進む中、情報化社会が進んだ現代においては「熟年離婚」は、必ずしも珍しいものではなくなっていることがうかがえます。
また、それは孤独といった否定的な側面に限らず、自分の人生を主体的に歩むための前向きなライフステージの一つとして捉えられつつあるのかもしれません。