新品エアコン高騰で注目集める「中古」、猛暑と省エネ基準で問われる買い替えの判断軸 (3/3ページ)

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家電リユースは資源循環の受け皿になるか

中古エアコンの広がりは、家計防衛だけでなく資源循環の観点からも意味を持つ。経済産業省によると、家電リサイクル法はエアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機などから有用な部品や材料をリサイクルし、廃棄物の減量と資源の有効利用を進めるための制度である。

一方で、まだ使える家電を廃棄ではなく再使用に回すリユースは、リサイクルとは異なる循環の選択肢となる。買い替えや引っ越し、遺品整理、生前整理の場面で発生する家電をどのように再流通させるかは、今後のリユース市場にとって重要なテーマである。穐山氏によると、同社の買取事業では高齢化やライフスタイルの変化を背景に、遺品整理や生前整理に伴う相談も増えているという。単なる買取価格の提示だけでなく、何から片付ければよいかわからないという相談に対応する場面もあると話す。

ただし、リユース家電の普及には、消費者が安心して選べる情報開示が欠かせない。年式、整備状況、保証範囲、設置工事の条件が分かりにくければ、中古品への不安は解消されにくい。中古エアコンが市場に定着するかは、価格の安さではなく、品質管理とアフターサポートをどこまで可視化できるかにかかっている。


【取材協力】
株式会社アイスタ
代表取締役 穐山泰郎氏

出張買取MAX
https://www.kaden-max.com/

中古家電専門店 リサイクルショップアイスタ
https://www.recycleshop-aisuta.com

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