高齢化で増える目の疾患、「地域眼科」に求められる早期発見と継続医療の役割 (3/3ページ)

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一方で、啓発活動だけで受診率が向上するわけではない。高齢者の通院負担や医療機関へのアクセスなど、地域医療が抱える構造的課題も存在する。

地域眼科は「相談窓口」になれるか

熊谷氏は診療で重視していることについて、「患者との対話である」と話す。

検査結果だけではなく、患者が何に不安を感じているのかを把握し、現在の状態や今後の見通しをできるだけ分かりやすく説明することを心掛けているという。特に眼科では、手術を勧められた患者や慢性疾患と向き合う患者が不安を抱える場面も少なくない。そのため同院では、治療を受けるかどうか迷っている患者に対しても相談の機会を設けている。

ただし、高齢化による患者数の増加が続くなか、一人ひとりに十分な説明時間を確保し続けられるかは地域医療全体の課題でもある。患者との対話を重視する医療が地域に根付くかどうかは、人材確保や診療体制の整備も含めて今後の論点となりそうだ。


【取材協力】
梅の木眼科クリニック
院長 熊谷悠太氏
https://www.nishiyaumenokieye.com


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