着物姿でアメリカ名門大学へ…『武士の娘』で世界に日本を伝えた杉本鉞子の波乱の生涯【後編】 (2/4ページ)
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明治の武家娘がアメリカで大ベストセラーに!なぜ杉本鉞子の『武士の娘』は海外で愛されたのか【前編】
『武士の娘』の成功
1925(大正14)年、鉞子は、とうとう『武士の娘』を出版しました。この作品は自伝的な内容で、日本で暮らした幼少期の様子からアメリカでの生活までが描かれています。
当時の欧米では、日本について紹介する本はあっても、日本人女性自身が自らの人生を語る機会は、そう多くありませんでした。本書の中には、武家のしつけや家族との思い出、年中行事の様子などが登場します。
読者は遠い国の文化を知るだけでなく、一人の女性の成長物語としても作品を楽しみました。『武士の娘』は各国語に翻訳され、やがて、鉞子の名前は海外で広く知られるようになります。
