「王族のような暮らし」は本当だった!庶民に恨まれるほど「財閥」が巨万の富を築けた超シンプルな理由 (1/5ページ)
低すぎた法人税
戦前の日本では、財閥がまるで王族のような富を手にしていました。
その理由は驚くほど単純で、明治三十三年まで日本には法人税が存在しなかったのです。企業がどれだけ利益を上げても税金はゼロ。利益はそのまま企業と一族の資産になりました。
一応、その後に法人税が導入された後も、税率は平時で五%ほど、戦時でも二〇%程度。現代と比べれば破格の低さでした。
この超低税率こそが、財閥が巨大な富を蓄積できた最大の理由です。
東京都中央区日本橋室町にある三井本館(Wikipediaより)
三井、三菱、住友、安田といった財閥は、一族が企業集団を直接支配し、株式の公開度も低く、利益はほぼ一族のものとなりました。
終戦時には、四大財閥だけで全国企業の資本金総額の約四・七%を占め、資産ベースではさらに高い比率を握っていたとされます。
日本経済の過半が一握りの家族の手にあったという構造は、現代の感覚では想像しにくい規模でしょう。