【豊臣兄弟!】「自分を殺そうとした男」の側室に…秀吉に処刑されかけた姫・南局を襲った数奇な運命 (2/5ページ)

Japaaan

さっそく鳥取城の守りを固めた豊国ですが、秀吉はいきなり進路を変更し、鹿野城(しかのじょう。同市)を攻め落とします。

ここには茜をはじめとする女性や子供たちが毛利輝元に対する人質として収容されており、秀吉は彼女たちをダシに降伏を迫るつもりでした。

果たして茜たちの身柄を奪取した秀吉は、鳥取城へ向かいます。

「人質の命が惜しくば、ただちに降伏せよ。降伏すれば因幡一国を安堵(統治権を保障)しよう」

秀吉の勧告に対して、豊国はそれを拒否しました。

「断る。我々は卑怯な脅しに屈することはない!(キリッ)」

「なるほど。であれば致し方ない。よし、やれ!」

交渉が決裂するや否や、秀吉は見せしめとして、人質たちを一人ずつ磔刑(たっけい/はりつけ)に処します。

なぶり殺しにされ、悶絶の中で死んでいく女性や子供たちの叫び声が、鳥取城内まで響き渡りました。

自分の妻子を殺される者はもちろん、赤の他人であっても心を痛める者は少なくないでしょう。

もちろん豊国とて気が気ではなく、愛娘の茜を案じながら葛藤に悶えていたようです。しかし悶ようがのたうち回ろうが、このままでは茜の惨殺は免れません。

オロオロしながら城外へ目をやると、いよいよ茜が磔台に架けられていました。

茜の身体は天地逆さに磔(はりつ)けられ、みどり豊かな黒髪が地面へと垂れ下がります。

そして両脇から雑兵が槍を構え、今にも茜の身体に突き立てようとしていました。

「【豊臣兄弟!】「自分を殺そうとした男」の側室に…秀吉に処刑されかけた姫・南局を襲った数奇な運命」のページです。デイリーニュースオンラインは、鹿野城森下道誉山名茜南局中村春続カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る