『豊臣兄弟!』覚醒した“ラスボス”お市、自ら選んだ道で秀吉に挑む!清洲会議の深層と「豊臣VS織田」の行方 (5/10ページ)
このセンス秀吉の指示とは思えないので、寧々どの?お慶どの?のアイデアなのでしょうか。
浮世絵などでは、この場面、三法師は織田信長の家紋『織田木瓜』の柄の袴や、『雲立湧紋様』という高貴な紋様の着物を着用しています。
※1:麻の葉紋様:邪気を祓う、長生きなどの意味がある
※2:ベースの白、麻柄の黒、瓢箪の黄・赤・緑の5色は、陰陽五行説に由来するすべての基本
ほかの史料で描かれた清洲会議の流れ
清洲会議の流れは、例えば『多聞日記』には、
七月六日
天下ノ様、柴田・羽柴・丹羽五郎左衛門・池田紀井守・ホリ久太郎、以上五人シテ分取ノ様ニ其沙汰アリ、信長ノ子供ハ何モ詮ニ不立云々、浅猿浅猿
とあります。現代語に訳すと、
〜天下の情勢は、柴田勝家、羽柴秀吉、丹羽長秀、池田恒興、堀秀政の5人の実力者たちが、まるで天下を切り分けて自分たちのものにするかのように合議して決めてしまった。
信長様の子供たちは、誰一人として全くお呼びでない状態にされてしまったとのことだ。
まったく呆れたことであり、情けない限りである。〜
という感じでしょうか。「浅猿浅猿」とは、秀吉の悪口かと思いましたが、浅ましい・嘆かわしいなどの意味です。