わずか18歳で羽柴秀次の切腹事件に殉じた美少年・不破万作がたどった儚く謎多き生涯 (4/4ページ)

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そんな不破万作は歌舞伎のモデルとなり、不破伴左衛門(ばんざえもん)が名古屋山三(さんざ)と恋の鞘当てをする物語が演じられました。

鞘(さや)当てとは、帯びている刀の鞘が当たったことを無礼と言いがかりをつけ、あわよくば討ち果たそうとする行為です。

一人の女性をめぐって命懸けの争いを繰り広げる美少年たちの物語は、人々を魅了し、好評を博しました。

その後は歴代の市川團十郎が演じたそうですが、現代でも拝見できる機会はあるのでしょうか。

不破万作・基本データ 生没:天正6年(1578年)生~文禄4年(1595年)7月没 出身:尾張国 出自:不詳 家族:不詳 主君:羽柴秀次 身分:小姓 特徴:美貌(戦国三美少年) 特技:武勇に秀でていた? 死因:秀次への殉死 影響:歌舞伎の題材など 終わりに

不破万作と羽柴秀次(画像:Wikipedia)

今回は秀次事件に殉じた不破万作の生涯をたどってきました。儚く謎に満ちており、今後の究明がまたれるところです。

戦国時代には、他にも興味深い人物がたくさん活躍しているので、また改めて紹介したいと思います。

※参考文献:

須永朝彦『美少年日本史』国書刊行会、2002年2月 野口武彦『江戸わかもの考』三省堂、1986年10月

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