「妾5人と同居」勝海舟の妻・たみの壮絶生涯|瀧内公美が『逆賊の幕臣』で演じる賢妻が抱いた“深い恨み” (4/5ページ)

Japaaan

生涯隠し続けた深い恨み

勝海舟の墓。あれほど憎んでいた夫の隣に葬られ、民子もさぞ無念だったことだろう(イメージ)

しかし当の民子は、無節操に妾を自宅に連れ込んで同居させる勝海舟に対して、深い恨みを抱いていました。

民子は明治38年(1905年)5月23日に85歳で世を去りますが、死の直前に「勝のそばに埋めてくださるな。わたしは小鹿のそばがいい」と遺言したそうです。

これまで日本のためと思い、勝海舟を好き放題させてその活躍を支えてきたが、もうこんなヤツと連れ添うのは一切ごめんだ。そんな思いを吐き出したのでしょう。

長女の夢と次女の孝子はとうに嫁ぎ、次男の四郎と長男の小鹿はすでに先立っていました。

しかし勝家を継いだ勝精(くわし。小鹿の婿養子)は民子の遺言を聞き入れず、自分の一存によって民子を勝海舟の隣に葬ったそうです。

その後に精が祟られたという話も聞かないので、もしかしたら民子は、あの世でも不承不承に勝海舟と連れ添っているのかもしれませんね。

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