14歳で初婚、結婚4回…朝ドラ『ブラッサム』石橋静河が演じるヒロインモデル・宇野千代の激動の生涯 (5/7ページ)

Japaaan

いよいよ敗色濃厚となった昭和20年(1945年)には、熱海から北原の故郷である栃木県壬生町へ疎開し、敗戦を迎えたのでした。

昭和21年(1946年)に疎開先から東京へ戻って来た千代と北原は、焼け残ったビルの一室でスタイル社を再興します。ファッション雑誌とともに着物のデザインも手がけ、紹介・販売することで評判を呼びました。

戦後のライフスタイルにふさわしい着物デザインを追求する「宇野千代きもの研究所」の設立や、洋装とインテリアを活かしたライフスタイル提案ショップ「スタイルの店」を開業するなど、新時代のパイオニアとして活躍したそうです。

しかし事業が軌道に乗って来た昭和27年(1952年)、同業者の通報によって国税庁の査察が入り、スタイル社の脱税が発覚しました。

巨額の追徴課税によって負債を抱えた二人は、昭和39年(1964年)に完済した後に離婚したということです。きっと二人とも、精魂尽き果てていたことでしょう。

晩年と薄桜忌

最右が宇野千代(画像:Wikipedia)

その後はさすがに懲りたのか、千代は結婚することなく、昭和30年代半ばごろから執筆活動を再開。昭和55年(1980年)ごろからは女性たちのライフスタイルについて、恋愛論・幸福論・長寿論など多様なテーマで執筆活動を展開しました。

最晩年まで旺盛な執筆活動を続け、平成8年(1996年)6月10日に満98歳で世を去ります。

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