保元の乱の首謀者は超・愛猫家?悪左府、藤原頼長が900年前の日記に残した愛猫への溢れる情熱 (4/4ページ)
こうした記述に出会うと、歴史上の人物を肩書や事件名だけで理解することの難しさを感じます。
「左大臣」「悪左府」「保元の乱の首謀者」。
どれも頼長を説明する言葉ですが、しかし、それだけでは千手観音像を描いて一匹の猫の回復を願った少年の姿までは見えてきません。古い日記を読む醍醐味は、まさにそこにあります。
大きな事件の陰に埋もれてしまいそうな、小さな出来事。それが一つ残っているだけで、千年近く前の人物が、急に生身の存在として感じられることがあります。
一匹の猫をめぐる記述は、平安時代の暮らしを知る手掛かりであると同時に、頼長という人物を考えるうえでも、なかなか味わい深い一節なのです。
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「藤原頼長『台記』康治元年(1142)8月6日条」 国立公文書館デジタルアーカイブ(所蔵資料のデジタル画像・目録) 頼長と猫 – 藤原氏と古代史推進委員会 サライ日本の文化と「今」をつなぐ - Japaaan

