ガス欠でバイクが動かない!若者が路上に座り込んだ ベンツからコワモテの男が出て、若者に向かって走っていき(東京都・50代男性) (2/2ページ)

Jタウンネット

「いいんだよ!兄ちゃんもいつか」

「兄ちゃん、ガス欠か?」

「??」とっさになにを言われているかわからずに固まっていると、

「ガソリンなら予備積んでるから、待っとけよ」

そういうと、運転手は車に戻り、ガソリンの入ったタンクを持ってきて給油してくれました。

ぎこちなく受け答えしている私に笑顔を見せ(とても怖い笑顔だったが)、「多いんだよ。ここは」とガス欠は私だけではないと慰め、給油が終わると、

「じゃあ気をつけていけよ」

と手を挙げ去っていこうとする運転手。これまでの自分の失礼な態度を思い出し、あわててお礼を伝え、ガソリン代を払おうとすると、

「いいんだよ! 兄ちゃんもいつか同じ状況に遭遇したときにそいつを助けてやれば、それでチャラだから!」

と笑いながら去っていきました。

神様にしか見えなくなっていた

今考えれば、きっと運転手も恥ずかしかったんだと思いますが、去りゆく運転手は第一印象とは違い、私には神様にしか見えなくなっていました。

こうしてバイクのエンジンをかけ、無事に関門橋を渡り、先で待っていた友人と合流し事なきを得ました。

その後は、いつかあの時の自分のように困っている人を助けられたらいいなと、ロングツーリングに行く時の荷物に、ガソリンを入れた携行缶が加わる事となりました。

あの時の運転手の方、本当にありがとうございました。

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