合気道の選手として、実際に強くなるために「立ち関節技」を磨く―フルコンタクト合気道覇天会が選手対象の組手強化練習を実施、藤崎天敬師範が直接指導 (4/6ページ)
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大会は勝敗を決めるだけでなく、日頃の稽古で身につけた技術を試し、その結果を今後の稽古や技術研究へ還元する場として位置づけています。今回の選手対象組手練習も、日常の稽古と試合をつなぐ取り組みの一環です。選手育成から生涯武道・護身へフルコンタクト合気道覇天会は、試合出場を目指す選手だけを対象とした団体ではありません。今回の組手強化練習には20代から40代を中心に、60代まで幅広い年代の参加者が参加しました。競技を目指す若い世代だけでなく、長く稽古を続ける壮年層も、それぞれの経験、技量、体力等に応じて練習内容や強度を調整しながら対人稽古に取り組んでいます。親子・子供には礼法、受身、基本動作、捌き、崩し、投げ、抑えなど合気道基本技を中心に段階的に指導。壮年層では試合出場を必須とせず、型を中心に深めることも、体力や経験に応じて乱取りや組手に取り組むこともできます。組手・試合を経験し、年齢を重ねるにつれて体力や身体の状態に応じて強度を調整しながら、再び型を中心に技術を深めていく。「型から始まり、組手・試合を経験し、再び型へ戻る」という生涯武道としての合気道も、覇天会が大切にしている側面です。また、組手・試合を通じて研究・検証してきた知見は一般向け護身術にも応用しています。護身では相手と戦って勝つことを第一の目的とせず、「危険を避ける」「安全な距離を確保する」「可能であれば、その場から離れる」ことを基本とし、そのうえで離脱法、打撃への捌きや防御、逃げることが難しい場合の立ち関節技による制止・抑えなどを段階的に指導しています。各地では無料護身術講習会も開催し、研究成果を一般の方にも活用できる形に整理して社会へ還元しています。覇天会では今後も、伝統的な型稽古を大切にしながら、打ち込み、乱取り、組手、試合を通じて技術を検証し、子供から競技選手、壮年層まで、それぞれの目的に応じて取り組めるフルコンタクト合気道の研究・普及を進めてまいります。藤崎天敬師範 コメント「今回の組手強化練習では、選手が試合の中で使いやすい肘締めや立ち技の腕絡みをはじめ、私自身が選手時代から得意としてきた三教や一教、さらに蹴り足を捌いて掴んだ状態から合気道の投げへつなげる技術などを重点的に指導しました。型で技を知っていることと、相手が自由に動き、抵抗や反撃を行う中で実際に技へ入れることには違いがあります。