インフル報告が前年同期の7倍超…9月の「雨季化バテ」と感染症リスクの関係 (2/4ページ)
済生会横浜市東部病院患者支援センター長の谷口英喜医師は、こうした負担に食欲低下や睡眠の質の低下が重なると、疲労が抜けにくくなると指摘する。
気象庁によると、2026年は8月だけで10個の台風が発生し、9月17日までの年間発生数は25個に達した。民間気象会社ウェザーニューズも、7~9月のゲリラ雷雨について、全国で約11万回と前年より25%多くなると予想していた。
疲労の蓄積は感染症リスクにも関係今年は、インフルエンザの動きも早い。
最新の第37週(9月7~13日)は、全国の定点当たり報告数が5.54人、報告患者数は20,697人となり、前週の3.29人から約1.7倍に増加した。前年同期の定点当たり0.72人と比べると約7.7倍にあたる。入院報告も前週の284例から478例へ増えている(9月18日公表)※。
イメージ感染にはウイルスへの接触が必要であり、流行には人の移動や集団生活、ウイルスの型など、さまざまな要因が関係する。
一方で、疲労に食欲低下や栄養不足、睡眠不足が重なると、身体の回復力が落ち、免疫機能も本来のバランスを保ちにくくなる可能性がある。「雨季化バテ」そのものを感染原因と考えるのではなく、感染症に備える身体の状態を弱めかねないものとして捉えるのが適切だろう。
9月の体調管理では、二つの対策を分けて考える必要がある。
一つは、手洗いや換気、咳エチケットなど、ウイルスとの接触や拡散を抑える感染対策。もう一つは、身体に熱や疲労を残さず、水分、栄養、睡眠を確保して体調を立て直すことだ。
後者の対策として注目したいのが、身体にたまった熱を逃がしながら、水分や栄養も補える「アイススラリー」である。