関西は「おでん」の昆布を食べない?ジャガイモ北海道45位の怪?おでんの地域ギャップと歴史 (2/4ページ)
具材は茄子・さといも・魚・こんにゃくなど。
江戸時代後期になると、現在のおでんにつながる煮込み式が登場。具材を醤油ベースの汁で煮込む現在の「関東煮(かんとうだき)」につながっていきます。
明治になると『明治商売往来 続』(1970年)には子供のころおでんといえば味噌おでんだったのに、明治末になると煮込み一辺倒になったと書かれており、串焼きの味噌おでんは姿を消していったようです。
大正時代になると、おでんは関西にも広がり、全国区で一般的な料理として定着し、現在に至ります。
おでんのネタ・その一
昔の主役はサトイモ!?
さて明治の煮込みおでんの具材はなんだったのでしょう?
蒲鉾、焼き豆腐、こんにゃく、はんぺん、竹輪、かんもどき、里芋。それを茶飯と共に食すのが巻頭の主流だったようです。
ここで「え?」と思う人もいるのではないでしょうか。
「里芋」ってあまり見かけない気がするのですが、かつてはおでんの主役級だったのです。
おでんが外で食べる物から家庭でも作るようになり、また、じゃがいもの普及でそれがとってかわり、里芋は扱いにくさ、ぬめり、下ごしらえの煩わしさから次第に敬遠されていったようです。
さてそのじゃがいもですが、生産量一位といえば北海道。しかし北海道の家庭での登場率は全国45位。
なぜか西日本に多く、和歌山が一位、奈良・徳島・京都、愛媛と続くのです。また、山形では「芋煮」には里芋をたっぷり入れるのに、おでんの搭乗率は全国33位。