なぜ同じ教え方では伸びないのか 「学び方」と性格に向き合う個別指導 (4/4ページ)
宮城氏は、AIと人間を対立させるのではなく、テクノロジーで効率化できる部分は取り入れながら、人が担う部分を明確にしたいと話す。
例えば、「失敗するのが怖くて問題に手をつけられない」「勉強する意味が分からなくなった」といった悩みは、正しい解説だけでは解決しにくい。
本人の話を聞き、なぜ動けなくなっているのかを考え、次の一歩を一緒に決める。そうした役割は、個別指導における講師の仕事として今後も残っていくと同学院は考えている。ただ、人による伴走には時間がかかる。
生徒ごとに面談し、学習状況を把握し、声の掛け方まで変えるのであれば、当然ながら講師側の負担も増える。教育サービスとして、それをどこまで継続できる仕組みにできるかは別の問題だ。
AIによって「教えること」が効率化されるほど、個別指導に求められる「個別」とは何なのかが、改めて問われることになる。
一人ひとりに先生がついていることなのか。それとも、その生徒がどう考え、どこでつまずき、どうすれば自分で進めるようになるのかまで見ることなのか。目黒個別指導学院の取り組みは、その違いを考える一つのケースといえそうだ。

【取材協力】
目黒個別指導学院
代表 宮城英辯
https://megurokobetsu.net/