【豊臣兄弟!】なぜ茶々は「親の仇」秀吉の側室になった?史実では寧々との対立も創作、実は共闘していた (5/10ページ)

Japaaan

頷いた秀吉が俯いた瞬間、その笑みが目元からも口元からもす〜っと消え、なんともいえない寂しげな表情になったのが印象深かったです。

これは「秀吉と茶々の婚礼」の伏線でしょうか。夫に別妻ができるなど本当は嫌だけれども、豊臣家の将来を考えたら「秀吉の実子を産む女性は必要」と自分を納得させていたのかも。

「豊臣兄弟!」では、『正室で賢妻の寧々 VS 側室で権力思考の悪女茶々』の構図では描かなさそうですね。

ドラマ内で、茶々と初見した寧々は茶々の生意気な態度を厳しく咎めながらも「私はお市さまが大好きだった」と語り優しく笑みを見せ、「敵意」を持っているようには描いていませんでした。

秀吉には賢夫人らしく余裕のある態度で笑みを見せていた寧々。(NHK「豊臣秀吉!」公式「X」より)

常に正妻の寧々を一番にしていた

寧々VS茶々の対立イメージは、主に『絵本太閤記』など江戸時代の書から広まったといわれています。

茶々は、稀代の悪女・策略家・豊臣を滅亡させた女と噂され、さらには、「蛇女になった物語」まで誕生。

しかし、同時代の一次史料に「二人が熾烈な争いを繰り広げた」「寧々が茶々を憎んだ」など、直接記したものは確認されていないそうです。

けれども、秀吉は茶々を側室(別妻)としつつも順列を重んじ、常に寧々を大切にしていたと感じる出来事は残っています。

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