【ブラッサム】保との別れ、そして再々婚…黒崎(遠藤憲一)モデル、名編集長・滝田樗陰が引き寄せる数奇な運命 (3/8ページ)

Japaaan

右は「首都高論」の編集長・黒崎第三郎、左は副編集長・山中三。(NHK「ブラッサム」公式サイト)

気前のいい滝田のチップは生活を助けてくれた

滝田樗陰は、まだ売り出し中の若手作家だった芥川龍之介・久米正雄・今東光・佐藤春夫・菊池寛などを連れて「燕楽軒」に食事にきていたそうです。

文学少女だった宇野千代にすれば、キラキラする世界に見えたのではないでしょうか。

「燕楽軒」で働いたのはわずか18日間ほど。けれども千夜は「美人」だと評判になり『本郷のクィーン』と呼ばれるようになったとか。

今東光の弟・日出美は、千代を「見詰めずにはいられぬ美人」「本郷の女王(クイン)」であったと回想するなど、千代がいかに魅力的な女性として輝いていたかをうかがい知るエピソードも残されています。(「おいでませ山口へ」作家・宇野千代とは?)

滝田は豪快に食べる気前のいい人だったようで、帰り際には必ずチップを置いてくれたそうです。そのチップが溜まって質草を引きだせる金額にまでなったために、千代は店を辞めたのでした。

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