都市国家シンガポールにある唯一の「天然露天風呂」センバワン温泉 (3/4ページ)
この後おじいさんは筆者に中国語で「日本人?」と質問しながら、乗り入れ禁止のはずの自転車からシャンプーを出して豪快に洗いはじめました。
●赤道直下の露天足湯は本当に「極楽」だった
勝手が分からなくて戸惑うときは、周囲の人に「この椅子使っていいですか?」など一言声をかければ大丈夫。あとは世話好きなシンガポーリアンが手取り足取り楽しみ方を教えてくれます。
周辺に放置されているプラスチックの椅子とバケツを確保したら、ぬるめのお湯を手桶(洗剤の容器を切ったもの)で組み、もうひとつのバケツに熱いお湯を組んでおいて、冷めたら継ぎ足しながら足湯を楽しむのが正統派とのこと。ぬるめのお湯といっても42度はありそうで、足をいきなり入れるには十分熱いです。

こんな暑い国の野外で足湯なんて、と思っていたのですがこれが、予想外に気持ちいい! 暑さがひといきついた夕方に、硫黄のかおりを嗅ぎながらしっかり足を温めると、体が芯からリラックスしていくようです。冷たいビールを持ってこなかったことを心底後悔しました。
*********
このセンバワン温泉、1909年にパイナップル畑のなかから発見されたもので、ドイツにある有名な保養地バート・キッシンゲンの水質によく似た良質の温泉であることが分かると、タップウォーターとして売られたり、付近の人がお湯を楽しみにきたりと人気の場所になったのだそうです。