【カジノ法案】パチンコ利権争いで対立する自民党議員と警察庁の思惑 (2/3ページ)

東京ブレイキングニュース

ゲームの核になる部分なのにこの有り様なのである。

 また細かい不正でいえば、玉やコインの計測器の中には、設定によって一定の割合で数を抜く(わざと少なく数える)機能が付いている物がある。閉店した店舗から流れたこのような裏物は、たまにネットオークションなどに出品されているので、興味のある方は暇潰しに探してみるといいだろう。

 パチンコという賭博(建て前としては遊技)には、これら以外にも様々なモヤモヤがあり、何が信じられる情報なのか客にはサッパリ解らない。近頃はパチンコ業界への締め付けが厳しくなったと言われているが、それは遊技の内容(ゲーム性)などに対する規制が殆どだ。ホール経営に関するブラックボックスは相変わらず手付かずなので、ここにメスを入れない限り法制化など夢のまた夢である。

 おまけに言っておくと、何か不正が発覚した場合の厳罰化も必須となろう。どんなに大きな企業であっても、問答無用でホール経営の免許を取り上げるとか、それくらい厳しい姿勢で臨まない限り長年に渡って当たり前とされて来た「業界の暗黙の了解」はなくならない。自民党の議連は本当にそこまで切り込む覚悟があるのだろうか?

 また仮に法制化が成功し、パチンコが "合法賭博" になったとしよう。そうなれば三店方式という言い訳が必要なくなるのだから、店が賞品を買い取れるようになるはず。そうなると似て非なる他の風営法管轄の業態も換金行為を行わせろと言い出すだろう。まず思い浮かぶのは、メダルゲームのメダルや、UFOキャッチャーなどの景品を換金する行為だ。ただ、パチンコは風営法の7号営業で、ゲーセンなどは8号営業になっており、8号営業では遊技に対して賞品を出す事が禁じられているため、この辺りで無事に差別化が出来るかもしれない。

 では、パチンコ店と同じ7号営業である雀荘などはどう扱われるのだろうか?  区分が同じである以上、パチンコ・パチスロという賭博だけを合法化するというのは意外と難しいかもしれない。下手な法律文を作ってしまうと、法律の網を掻い潜って思いもよらない手法が生み出される可能性が高いし、法律の存在自体が不平等だとなれば憲法違反と看做される可能性まである。

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