ホテル予約の盲点...APAホテル極端な料金設定のウラ事情 (1/2ページ)

東京ブレイキングニュース

ホテル予約の盲点...APAホテル極端な料金設定のウラ事情
ホテル予約の盲点...APAホテル極端な料金設定のウラ事情

 ホテルにも様々な形態がある。結婚式、宴会などを行うシティホテル、地方独特の簡易ホテルから大手チェーンまで多種多彩だ。今回取り上げるのは、サラリーマンの味方であるビジネスホテルだ。ビジネスホテルチェーンで最大手のAPAホテルは北海道から沖縄まで提携ホテルも含め276店という規模を誇る。しかし、このホテルを利用しているサラリーマンからは疑問の声が聞こえてくる。

「泊まる日や予約するルートによって、金額がとんでもなく上下する。価格設定があまりに理不尽なんです」(よく利用するサラリーマン)

 APAホテルの新規店舗である新橋虎ノ門と近隣にあるホテルニューオタニの特定の日を決めて調べてみることにした。こういった場合、ホテル予約サイトより「ベストレート」で調べた方がそのホテルの性格が出る。この「ベストレート」とは宿泊するホテルへWEBや電話を通じて直接予約する手段のことで、この時提示されたものより安い宿泊価格があった場合、その差額を返金したり無料宿泊券などを提供してくれるサービスを指す。ホテル側の誠意や良心をはかるには最適の手段なのだ。そのため、ホテル業界では「最低宿泊保証」という名称で知られている。

 通常、ホテル予約サイトの場合、利用ユーザーの宿泊が成立すると10パーセント前後の仲介手数料が支払われる。それだけにホテル側では「ベストレート」を利用する客を好む。その後のリピーターにもつながると考えているのだ。

 秋の行楽も今が旬である。平日の宿泊費を比べてみよう。APAホテルの宿泊費は5700円と庶民にとって優しい価格設定である。だが、それが10月11日からの三連休初日には2万8100円にまで上昇してしまう。この数字がどれほど異常なのか、一流ホテルに数えられるホテルニューオータニと比べてみれば一目瞭然だ。

 ホテルニューオータニの場合、平日はシングルで1万7000円弱とAPAホテルの約3倍という価格設定だ。しかし、同じ今回の三連休初日10月11日を調べてみると、なんと1万8300円とほぼ据え置いた価格設定になっていた。APAホテルより、約1万円も安くなってしまうのだ。

 部屋の広さも比較してみる。

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