注目のノンアルコールビール、4大ブランドを徹底比較 選ぶポイントは「美味しさ」、93%が持つ「素材へのこだわり」 原料、カロリー、プリン体、… 意外な事実も判明 (2/6ページ)
<ビール大手4社の製品とその比較結果>
サントリー「オールフリー」
原料:麦芽
アルコール度数:0.00%
カロリー(100ml当たり)0Kcal
糖質:0g
プリン体:0~0.2mg
アサヒ「ドライゼロ」
原料:大豆
アルコール度数:0.00%
カロリー(100ml当たり)0Kcal
糖質:0g
プリン体:0~2.0mg
キリン「キリンフリー」
原料:麦芽
アルコール度数:0.00%
カロリー(100ml当たり)11Kcal
糖質:2.7g
プリン体:0~2.8mg
サッポロ「プレミアム アルコールフリー」
原料:麦芽
アルコール度数:0.00%
カロリー(100ml当たり)14Kcal
糖質:3.3g
プリン体:4.0mg
はじめに、各製品の原料を調べたところ、「ドライゼロ」のみが大豆で、その他の3製品の原料は麦芽でした。
シェア1位で“麦芽の美味しさ”を謳う「オールフリー」や、麦のデザインをパッケージにあしらった「プレミアム アルコールフリー」については、ブランドイメージの通り、その原料は麦芽です。その一方で、今年2014年6月に黒ビールテイストの発売も開始し、ドライな喉ごしと爽快なキレ味が特長である「ドライゼロ」の原料が大豆であったことは、少々意外な事実だと言えるかもしれません。
また、ノンアルコールビールに求められがちな機能性を示す4つの指標、“アルコール度数”、“カロリー”、“糖質”、“プリン体”の数値についても比較しました。すると、アルコール度数はいずれも0.00%と製品ごとの違いはありませんが、その他の3指標では、明確に違いが見られます。
カロリー、糖質、プリン体の3つの点において、最も優れた機能性を示したのは、「オールフリー」です。その製品名に由来するように、カロリー、糖質はそれぞれ“ゼロ”。プリン体も最も少なく、「100ml当たり0~0.2mg」というスペックを誇ります。