ダイナミックなアクションで示された全く新たな「ボトムズ」-『ボトムズファインダー』 (1/2ページ)
『装甲騎兵ボトムズ』はリアルロボットアニメの代表作のひとつであり、根強いファンのいる作品だ。未だ続編が出続けていることが、その人気の高さを表している。
だが良くも悪くも『ボトムズ』はイメージが凝り固まってしまっている。泥臭いハードボイルドな作風から、「なんだか近寄りがたい」と思っている人も少ないないだろう。
そんな従来のイメージを払拭し、新規ファンも取り込もうと作られた“ボトムズ”が、この『ボトムズファインダー』なのだ。
■一新された世界観と“At”
『ボトムズファインダー』は『装甲騎兵ボトムズ』のスピンオフとして2010年に発表されたOVA作品だ。
特徴として挙げられるのが、旧来のボトムズシリーズから一新されたその世界観にある。
これまでの『ボトムズ』は初代であるTVシリーズから地続きで展開される一連の大河だった。
しかし『ボトムズファインダー』では、その旧シリーズで登場するギルガメスやバララントといった組織や、パーフェクトソルジャーなどの固有のSF設定も存在しない。
もちろん『本家ボトムズ』の主人公であるキリコも登場しない。『ファインダー』の主人公は、アキ・テスノという一介の用心棒なのだ。軍人ですらない。
登場するロボットも、旧来の“AT”とは微妙に似て非なる。『ファインダー』に登場するロボットは「アルモレド・トロオペロイド(通称・アルトロ、もしくはAt)」と呼ばれるものになっていて、メカとしての特徴も『ボトムズ』のアーマードトルーパーとは微妙に異なっているのだ。
■新たな“ボトムズ”像
「そこまで違ってるのなら、『ボトムズ』である必要がないんじゃない?」と思った人もいるだろう。だが安心して欲しい。『本家ボトムズ』にあった面白さもしっかりと残っている。
特にそれが顕著に現れているのは戦闘シーンだ。