「ハイスコアガール騒動」で作者やスクエニ社員16名が書類送検 (2/2ページ)
今回のようにあまりに無責任な対応をしてしまっては「スクエニは組織として悪質な手法で他者の権利を踏みにじる会社だ」と看做されても言い訳ができまい。
また、今回の一件で最も可哀想なのは『ハイスコアガール』の作者である。そもそもマンガ家が生み出す作品の中に "社会的に問題となる部分" があったならば、それを修正するなり、作者と作品を守れるよう取り計らうのが編集者(出版社) の役目である。それをしないのであれば「じゃあ編集者がいる必要はない」という事にもなろう。スクエニ社は編集者・編集部としてやって当然の仕事を怠ったのだ。
この事件の経緯を見る限り、スクエニは作者も作品も守る気がなく、あろう事が何かトラブルが起きた場合に作者に罪をなすりつける事さえすると受け取れてしまう。これでは他でも仕事を取れるクリエイターは、わざわざスクエニの仕事など請けたがらないだろう。
私自身もゲームっ子だったため『ハイスコアガール』は非常に懐かしい気持ちで読んでいたのだが、作者まで書類送検されたとなっては、グッズ展開なども含めたすべてのプロジェクトが尻切れトンボになってしまいそうだ。
エニックスもスクウェアも、ゲームを通して日本中の子供を楽しませてくれたゲーム業界の雄なのだから、これ以上その名前を汚すような事はして欲しくない。 過去に生み出した数々の名作およびそのファンのためにも、クリエイターや作品を守る事を第一に考えて欲しいと願う。
Written by 荒井禎雄
Photo by ハイスコアガール(1)