商業出版への最短ルート! 魅力的な書籍企画書をつくる8つのポイント (2/3ページ)

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2. 企画概要
企画概要では、まず大きなトレンドの話をしてから、この本がなぜ世の中に必要かを語るのがポイント。いきなり本の内容の説明をされても、決済権のある編集長等がそのジャンルに疎い場合、ニーズがさっぱりわからないからだ。

課題(なぜいまこの本が世の中に必要なのか)、解決(なぜこの本&著者がその課題を解決できるのかを、根拠とともに解説)、未来(この本が売れると世の中がどうなるのか)の順番で書くのが、楽かつ伝わりやすい。

3. プロフィール
書籍企画書でもっとも重要とされる項目。なぜなら、プロフィールが魅力的な人であれば、企画が微妙な場合、この人は面白そうだから他の企画をできないか訊いてみてという話になるが、企画が良くてプロフィールが微妙な場合、著者を変えようよという話になるからだ。

わかりやすく斬新な指導に定評がある、みたいな抽象的な自称ではなくて、のべ●●人以上を指導、タレントの●●さんを指導、●●社で3年連続営業トップ、●●1級資格保持など、客観性のある具体的な事実を書くことがポイント。

4. 目次案
目次案は制作中に変動していくものなので、本1冊分の内容があるとわかる程度のものでOK。他の同ジャンルの本を見ながらアレンジするといいだろう。ちなみに、紀伊國屋書店ウェブストアの書誌データは、Amazonと違って目次まで載っているものが多いので便利だ。

5. メディア出演歴
すでにメディアに露出していれば、それを記載する。いま注目されている人というのがわかりやすく伝わるので、あるに越したことはない。なければ項目ごと削除しよう。

6. 類書
営業向けの項目で、似たような本が売れている(ニーズがある)ことを示す役割がある。新人の意外な強みは、既刊データがないこと。いまは本の売上データがある程度各出版社で共有されているので、前作が売れなかった著者は新作を敬遠される傾向にあるからだ。

新人の強みを生かして、売れている本だけを5冊程度類書として並べよう。

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