商業出版への最短ルート! 魅力的な書籍企画書をつくる8つのポイント (1/3ページ)

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商業出版への最短ルート! 魅力的な書籍企画書をつくる8つのポイント

出版科学研究所の調査によれば、2013年の推定売上高は前年比575億円減の1兆6,823億円と、不況が続いている出版業界。約30年前の売上高に戻ってしまったといえば、深刻さが伝わるだろうか。

出版不況をよそに、近年増えているのが本を出したいという人たちだ。本を買う人より出したい人のほうが多い、という冗談が聞かれるほどだが、本を出したい側からすると、いまは出版が実現しやすい時代と言える。売れる売れないを別とすれば、現在1年間に出版される新刊書籍タイトル数は約8万点で、30年前と比べると約3倍になっているからだ。

・いきなり原稿を書いてはいけない
しかし、本を出したいけど、出版社に門前払いをされ続けているという人も少なくない(自費出版の会社なら大歓迎だろうが、基本的に出版しても読まれないので筆者は推奨していない)。単純に本人の実績が足りないということもあるが、よくある間違いが、いきなり原稿を書いて出版社に持ち込むことだ。

・A4用紙2枚で出版は決まる
原稿がないと判断しようがない小説などは例外として、一般的な実用書の場合、著者がどんな実績があるかが原稿よりも重要だ。その資料もなしに大量の原稿を送られても、編集者は放置するしかない。逆に言えば、実用書を出版したいのなら、出版社に見せるのは書籍企画書と呼ばれるA4用紙2枚程度のプレゼン資料だけでいい。

・魅力的な書籍企画書のポイント
実際、企画の決済をする出版社の編集会議でも、基本的に必要なのは書籍企画書だけだ。つまり、魅力的な書籍企画書をつくることができれば、出版は実現できる。そこで今回は、書籍企画書に必要な項目をポイント付きでご紹介する。筆者はこれまでに何十冊もこの8項目だけで企画を通しているので、参考にしてもらいたい。

1. 著者名&タイトル
著者の名前と仮タイトルを表記。仮なので、会心の案がない限りは、内容がわかりやすいもののほうがベター。

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