発売されなかった2タイトルの正体。『スーパーマリオ』の裏話 (3/6ページ)
■クリボーもハードの制約の産物だった

クリボーがメインではありませんでした。
『スーパーマリオブラザーズ』のクリボーもまた、そうしたシステムの制約の上でデザインされたキャラクターでした。開発からプレイテストの段階までは、ノコノコがゲームのメイン雑魚キャラでした。最終盤ではクリボーとノコノコが同時に登場しますが、プレイテスト参加者たちにとってノコノコは倒すのが難しい相手でした。
特にゲームに慣れ親しんでいない人には難しい相手だったので、一度踏むだけで倒せるクリボーが生み出されたのです。しかし十分とはいえないメモリーが足枷となっていました。クリボーはメモリーを節約するために小さくなっており、画像も一つのものを左右反転させてアニメーションをつけています。
■ヨッシーも制約のせいでなかなか登場できなかった?

技術的な問題ででれませんでした。
『スーパーマリオブラザーズ』の後に任天堂は、マリオが騎乗できる恐竜キャラクターとしてヨッシーのアイデアを生み出していました。しかし宮本さんによればNES/ファミコンでこれを実現させるのは「技術的に不可能」だったそうで、SNES/スーパーファミコンの『スーパーマリオワールド』での初登場までそれは実現できなかったとされています。