米軍が経費削減を理由に「レーザー兵器」を実戦配備か (2/2ページ)
仕方なくワラワラと湧いてくる敵メカを一生懸命パンチとキックで潰して回るのだが、今回のニュースで最初に頭に浮かんだのがその光景だった。
トライダーは経費削減のためにパンチで戦ったが、現実の世界ではレーザー兵器の方がローコストだったのだ。トライダーの前番組が初代ガンダムだったのだが、そこに登場したソーラーレイやコロニーレーザーといった凶悪な大量殺戮兵器の方が実はお安いとは、何か消化し切れないモヤモヤを感じる。
また、米軍は2016年にレールガンの実証実験を行うとも発表している。レールガンとは、電磁誘導によって速度を上げ、音速の約7倍まで高めて射出する兵器。こちらもレーザーと同様に長くSFの代名詞的な存在だったのだが、ごく近い将来に現実の物となりそうだ。しかも、レールガンの場合も米軍は「安い」を大きな理由にしており、まるで牛丼チェーンの値下げ合戦かのようで、せっかくのSFの華がまるで有り難みを感じない物になってしまいそうだ。
せっかくのレーザーやレールガンなのだから、出来れば「行け! 世界の警察アメリカ軍! わるいやつらをぶっつぶせ!」くらいの煽りをして欲しいところなのだが、二言目には 「安いから......安いから......」では、竹槍でB29を落としましょう的な印象になってしまうではないか。
世界の最先端を行き、より安上がりかつ横暴に人殺しができるアメリカ軍様なのですから、せめて強キャラ設定だけは守っていただきたい。団体最強を謳われるプロレスラーが「だってあの必殺技はかけると自分が痛いし......」とか「新しい必殺技は自分が痛くないから使いやすいんです!」なんて言っていたらファンに幻滅されるだろう。
Written by 荒井禎雄
Photo by 無敵ロボ トライダーG7 DVDメモリアルボックス