賞金100万円 ショートフィルムとつながる文学賞ブックショートアワード 第2期優秀作品発表!「吾輩は猫である」、「檸檬」など多彩な原作からの二次創作が集結 (3/6ページ)

バリュープレス

魔法のノートだと興奮するタナだが・・・

『子供心』 伊藤円 (『浦島太郎』
“中流家庭の子 太郎の「異世界」体験記”
砂場でいじめられっ子の亀田を助けた太郎。お礼に家に招待されるが、そこは漬物のような匂いが漂う薄暗い町の小さな建物だった。騒がしい弟たち、時代遅れのゲーム機、異様に薄い麦茶。中流家庭の子 太郎の“異世界”体験記。

『檸檬を持って大海原へ』 薮竹小径 (『檸檬』梶井基次郎)
“教室に仕掛けられた「爆弾」”
大学の講義。教授の声はかすかにしか聞こえない。パチンコ玉を耳栓代わりに『檸檬』を読む友人。
ふと目についた大きくて黒い四角い鞄。友人は確信に満ちた声で断言する。「爆弾に違いない。」

『ろうそく心中』 木江恭 (『赤い蝋燭と人魚』小川未明)
“ろうそくを集め続けた理由”
魚吉の葬式。長年の友 高五郎は遺言通り彼の手に赤いろうそくを握らせて海に沈め、故人が集めた無数のろうそくで送り火を焚いた。不意に高五郎が思い出したのは、魚吉が過去を語った夜のことだった。

『カウンツ』 こがめみく (『番町皿屋敷』)
“足りないものはなに?”
レコード店に夜な夜な響く喉をひねり潰したような叫び声。レコード番号を数える店長キクさんの慟哭らしい。
彼に本当に足りないもの、欠けているものは何なのか。レコードから流れる音楽が空気を満たす。

『The perfect king』 田中りさこ (『裸の王様』)
“王様の大作戦”
平和で穏やかな国を治める王様は、領民から愛される非常に優れた人物だった。ただ、たった一つだけ悩みが。
それは、“誰も自分に意見しないこと”。王様は皆の心を確かめるため、ある作戦を実行することに・・・

『いそうろう』 冨田礼子 (『一寸法師』)
“小さな同居人”
一人暮らしの“わたし”の家に突然現れた小さな男タロウ。“わたし”はその存在に驚きつつも共同生活に馴染み始めるが、その矢先、彼はどこかへ行ってしまった。帰ってこないタロウ。

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