賞金100万円 ショートフィルムとつながる文学賞ブックショートアワード 第2期優秀作品発表!「吾輩は猫である」、「檸檬」など多彩な原作からの二次創作が集結 (5/6ページ)

バリュープレス



『の、あとで』 平井玉 (『桃太郎』)
“彼らのノスタルジー”
鬼ヶ島での決戦後、故郷の猿山でボスに君臨する猿は、新世代の台頭に悩まされている。
一方、犬は恵まれながらも不本意な暮らしを送っていた。彼らが共に浸るのは、“あの頃”の思い出だった。

『わらしの思い出』 岡田千明 (『座敷童子』)
“動き出した時間”
都心を離れ、田舎暮らしをはじめようとする夫婦。訪れたのはかつて夫の祖父母が暮らした土地だった。
不動産屋に案内された家からは、どこかぬくもりを感じる。彼はその夜、久しぶりに母に電話した。

『笠地蔵(?)の恩返しっ!』 城山秋月 (『笠地蔵』)
“変身が苦手な狐”
化け術が苦手な狐のイチには、人間の友達がいる。中でも大好きなのが孝。ある日、孝を驚かせようと道端で地蔵に化けてみたものの、大雪に遭ってしまう。寒くて声も出ないイチ地蔵に、通りがかった孝は…

『蟻と蟻』 行李陽 (『鶴の恩返し』)
“たくさんの鶴”
青年は帰宅途中、罠にかかった鶴を見つけ、助けた。そして家路を急ぐ。すると、また鶴が。再び助ける青年。しばらく歩く。さらに鶴が。青年は罠を解く。吹雪となったその夜、彼を訪ねてきたのは…

『菊見の頭巾』 平井玉 (『聞き耳頭巾』)
“赤いベレー帽の不思議な力”
十歳になった澪の目標は、努力しないで一生暮らしていくこと。じいちゃんはそれを聞いて喜び、澪に赤いベレー帽をプレゼントした。いつもじいちゃんが被っていた帽子だ。実はそこには不思議な力が宿っていたのだった。

『文左衛門の告発』 伊丹秦ノ助 (『文鳥』『吾輩は猫である』夏目漱石)
“文鳥から見た漱石”
漱石の家で飼われることになった文鳥の文左衛門はある日、名前の無い猫に出会う。あの有名な小説では死んだことになっている猫だ。猫の話を聞いて腹を立てた門左衛門が漱石の仕事を邪魔した結果…

『白雪姫 in バードランド』 五十嵐涼 (『白雪姫』)
“白雪姫を待つ男”
美白で多くの男を魅了した詠美も年をとった。度重なる婚活に敗れ、焼き鳥屋でクダを巻く。
「賞金100万円 ショートフィルムとつながる文学賞ブックショートアワード 第2期優秀作品発表!「吾輩は猫である」、「檸檬」など多彩な原作からの二次創作が集結」のページです。デイリーニュースオンラインは、募集小説映画ネットなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る