【三沢光晴をめぐる証言vol.2】ザ・グレート・カブキインタビュー (2/4ページ)

日刊大衆

みんなで車座になって鍋も6台ぐらいあって。三沢は小川(良成)と川田と一緒に俺のトイメンにいたんだけど、ちょうど鍋が噴いてみんなと一緒に三沢がフタを開けたら、後ろにいたある兄弟子が「テメエ、コノヤロウ、お前何開けてんだよ! ちょっと鍋貸せよ!」って言って、鍋でガーン! と頭を殴っちゃってさあ。

──ひどいですね!

カブキ それだけじゃないんだよ。「テメエ、手ぇ出せ!」って言って三沢が手を出したら、そこに煮えたぎった菜っ葉を乗っけてね。三沢も「うわーっ!」って涙ポロポロ流してねえ。俺はそいつに「お前、そんな理不尽なことして、いつかコイツらにメシ食わせてもらうようになるんだぞ!」って言ったんだけど、「バッカヤロウ、いいんだよ!」ってね。その兄弟子は後に団体を立ち上げたけど、三沢はノアになってもそこの選手とは一切交流しなかったよ。

──そんなことがあったんですね。

カブキ 後になって、ノアの若手と飲んでた時に三沢は、「俺だってなあ、昔はいじめられてたんだよ!」って、その話をしてたらしいよ。俺たち兄弟子がいるところでは騒がないでおとなしく飲んでたけどね。いないところではあんなことをやってた、こんなバカやってたっていうのはよく聞いたけど(笑)。

──指導したりもされたんですか?

カブキ しましたよ。三沢は飲み込みが早くてね。三沢は最初、ジュニアヘビーでやってたでしょ。それで二代目のタイガーマスクになってちょっと悩んでたから、「何も初代の真似をしなくていいんだよ。自分の個性のタイガーマスクでいいんだから、自分のやりたいことをやればいいよ」という話はしましたね。

──マスクマンとペイントの違いはあるとはいえ、キャラクターを全面に出したレスラーとしては先輩にあたるわけですよね。

カブキ 初代タイガーマスクがやめた時に梶原一騎から馬場さんに二代目の話が来て、俺に(馬場のモノマネで)「お前、誰がいいと思う?」と言うから「三沢じゃないですか?」って言ったんだよ。三沢はその頃メキシコに行ってたんだけど、馬場さんの頭の中にも三沢があったから、「そうだよな、俺もそう思う」って、すぐ電話してね。

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