阪神淡路大震災をキッカケに注目され始めた「エンバーミング」と私の祖母 (2/2ページ)
プロのエンバーマーに掛かれば、事故死、事件死などで損傷の激しい遺体でもきちんと縫い合わせ、傷なども見えないように修復されます。日本では阪神・淡路大震災をきっかけに、エンバーミングが注目され始めたといわれています。災害、事件事故等での身元確認を経ての葬儀となれば、遺体の修復と防腐保存の両方が必要となってくるでしょう。ちなみに、エンバーミングを施した遺体には、ドライアイスが不要になります。
■遺族は勿論、参列者にとってもありがたいことかもしれません
九十九歳祖母の可憐な死に顔を思い出すと、エンバーミングはありがたい技術だと思います。何より、希望の日取りに望んだ斎場で葬儀ができ、それまでゆっくりと自宅での別れの時間を持つことができたのは、特別な体験だったと感じています。
ここから考えるに、死が突然であった方の場合なども、エンバーミングをご一考いただいてもよいかと思います。せめて美しい顔で、旅立たれる故人との別れの時間が存分に持てれば、ご遺族の無念の思いが少しはいやされるような気がいたします。