【アニメキャラの魅力】兄弟思いの凛とした美しきお姉さま「夏芽真砂子」の魅力『輪るピングドラム』 (1/2ページ)
『少女革命ウテナ』で一世風靡した幾原監督の12年ぶりの作品『輪るピングドラム』は“家族”がテーマの愛のアニメ。余命わずかの妹「高倉陽毬」を助けたい「高倉冠葉」「高倉晶馬」兄弟が手に入れたペンギン帽子。それを被ると陽毬は生き返り、プリンス・オブ・クリスタルという別人格となってしまいます。「助けたければピングドラムを手にいれろ」と指示される兄弟の奮闘を描いた作品です。今回ご紹介する「夏芽真砂子」(なつめまさこ)は、同じくピングドラムを手に入れるために、最初に立ちはだかる対抗者です。
【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】
■縦ロールといえばお嬢様
1995年3月20日生まれの女子高生でありながら、亡き祖父から引き継いだ「夏芽ホールディングス」の社長も務める女帝。お庭の広い洋館で、弟のマリオと暮らしています。お嬢らしい発言と上から目線で、どんなに非道なことをしても「まあ、真砂子さまだから仕方ない」という気持ちにさせるオーラがあります。
ヒロインの「荻野目苹果」(おぎのめりんご)の「プロジェクトM(マタニティ)計画」に対し、真砂子は「プロジェクトM(マリオ)計画」を進めています。マリオも陽毬同様に余命わずかで、ペンギン帽子をかぶることでその命を延ばしています。
高倉兄弟や、自身の父が所属していた組織「ピングフォース(企鵝の会)」のリーダー「渡瀬眞悧」(わたせさねとし)に、「日記の呪文がマリオの命を救う」からとピングドラムを奪うことを指示されて動いていますが、眞悧を胡散臭く感じており、信用はしていません。お兄様に比べて判断能力がある娘さんなのであります。
■兄と父と組織との関係
高倉夫妻が幹部を務めていたピングフォースに、父や兄とともに参加していた真砂子ですが、兄の「二人を普通の子どもに戻したい」という希望で、真砂子と弟のマリオだけ連れ戻され父と兄は自主追放されます。その後、父は切り捨てられ死亡し、兄は高倉家に養子に入り、高倉家の長男として育てられます。真砂子としては兄を取られた気持ちも強く、高倉家の弟妹に関してはあまり良い感情は持っていません。