売れない芸人がまさかのコミック出版! 笑いと涙の「お笑い」の日々を描く (1/4ページ)
テレビやラジオをはじめ様々な媒体で私たちに笑いを届けるお笑い芸人たち。彼らの生活はトークなどの中で垣間見ることができるが、その実態はどのようなものなのか?
お笑いコンビ・チャーミングの井上二郎さんの『芸人生活』(彩図社/刊)は、自身の芸人活動や私生活、芸人仲間たちのエピソードを漫画で描いた、爆笑あり涙ありのコミックエッセイだ。
チャーミングをはじめ、バイきんぐ、ロビンフットなどSMA NEET Project所属の面々を中心に芸人たちのリアルな日常が明かされるのだが、その中でも「お笑い」に対して真摯に向き合う彼らの姿は非常に印象的だ。また、家族のことや結婚のことも描かれており、思わず泣かされるシーンも。
今回、新刊JPは井上さんにインタビューを行い、この本が出版された経緯や、芸人仲間たちのエピソードについてお話を伺った。その前編をお伝えする。
(インタビュー・記事執筆/金井元貴)
■相方の望みは「本が一冊も売れないか印税を全部くれるか」
――『芸人生活』がついに書籍化しました。手にとってみての感想をお願いします。
井上:夢のようです。もともと趣味で書いていたものなので、それが本になるというのはびっくりしています。
――書籍化のお話が届いたときの第一印象は?
井上:携帯電話にメールで連絡がきて、表示されるじゃないですか。一度スルーしたんです。信じられなくて。リアクションがまったく取れなかったんです。二度目に見てようやく反応しました。
――どのような経緯で書籍化のお話が届いたのでしょうか?
井上:趣味で書いていたというのはお話しましたけれど、嫁に「面白いからホームページにアップしなよ」と言われて、半年に一回くらいのペースで(漫画を)載せはじめたんですね。そうしたら、同じ事務所のキャプテン渡辺が「これは面白いから、描くペースを上げたら仕事になるんじゃないか」とアドバイスしてくれて、月2回の更新にしたんです。