売れない芸人がまさかのコミック出版! 笑いと涙の「お笑い」の日々を描く (3/4ページ)
この中に出てくる後輩のえずれひろゆき君は本当に変わっているというか、カレーの食べ方なんかも本当に変わっていて、普通だったら友達が注意してくれるところを彼には友達がいなかったから注意してもらえなかったんですね。ただ、お笑いにはすごくストイックで。そのエピソードも描きました。
――井上さんと同期のロビンフット・おぐさんが「R-1ぐらんぷり」決勝進出を果たした際のエピソードは、お笑い芸人としての姿勢を感じました。
井上:でも、おぐさんはめちゃくちゃな人ですからね。他人からお金借りまくるし、ツイッターでも知らない人に話しかけるし。まったく知らない芸人に、「ライブ出て欲しいなあ」と思ったら話しかけちゃうんです。しずるの村上君とかに「ライブ出ませんか?」って。そのあと、吉本で「おぐっていうヤバい奴がいる」って変な噂が流れたという話も聞きました。今では「ツイッターの当たり屋」と呼ばれていますよ。
――帯には同じ事務所のバイきんぐのお二人からのコメントが寄せられています。小峠さんは「間違いなくゴーストライターがいる」と。
井上:そうなんですよ。小峠さんに「良い文章をありがとうございます」と御礼したら、「いや、面白かったよ!」と言っていただけて、芸で褒められたことがないので嬉しかったです。
西村くんは僕の漫画を前から読んでいてくれて、特にお父さんの話がお気に入りと言ってくれていましたね。
――そういえば本の中で小峠さんとは同期だと書かれていましたが、小峠さんは「さん」付けで読んでいらっしゃるんですね。
井上:小峠さんは年上なのと、芸人としても格上の存在ですから、タメ口にする要素が少ないんです。でも、相方の西村については「さん」付けではなくて、これは年齢が一緒だからですね。基本的に年上は「さん」付けにしています。
小峠さんはすごい人ですよ。吉本の大喜利の大会に単身乗り込んでいって優勝したり、ライブでも一番笑いをとります。「キングオブコント」のときも、普通は不安なので出番が来るまで練習をしているんですね。でも、バイきんぐだけは椅子にドカッと座って本番を待っていたという話を聞きました。それだけ自分たちに自信があるのだと思います。