アメリカの自省なき「テロとの戦い」が招くもの (1/3ページ)

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アメリカの自省なき「テロとの戦い」が招くもの
アメリカの自省なき「テロとの戦い」が招くもの

 イラク北部からシリア北部にまたがる広い地域を支配しているイスラム過激派組織「イスラム国」。
 その勢いは最盛期より弱まったとも言われるが、両国の各地で続いている政府軍や民兵組織との戦闘は終わる気配がなく、他の中東地域やアフリカ、アジアでは「イスラム国」に忠誠を誓うことで連帯しようとするイスラム過激派組織も出始めている。

 「イスラム国」については、その戦況や今後についてなど、報道だけでは分らない部分が多い。また、彼らに共鳴するように各地で起こるテロに「アメリカ主導の対テロ戦争はいつまで続くのか?」という漠然とした不安を抱く人もいるだろう。
 今回は、『イスラムの人はなぜ日本を尊敬するのか』(新潮社/刊)、『アメリカはイスラム国に勝てない』(PHP研究所/刊)などの著書がある、現代イスラム研究センター理事長の宮田律さんにインタビュー。「イスラム国」や「テロ」にまつわる疑問や不安をぶつけてみた。

【前編:専門家が語る「対イスラム国」本当の戦況】
【中編:「イスラム国」「タリバン」イスラム過激派が死なない理由】

――人質事件があってから「イスラム国」について、「コーランやハディースを都合よく曲解した暴力集団であり、イスラムの教えとは外れている」とする声が強くなっています。しかし、宮田さんの著書『イスラムの人はなぜ日本を尊敬するのか』では、今のイスラム過激派の思想の根幹はスンニ派の中のハワリージュ派に見ることができるとされています。

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