日本最大級の太陽光発電所からみる「エネルギーの将来」 (2/5ページ)
土地があまりにも広大なため、建設前の地質調査や工法の選択などで、かなり時間がかかったとのこと。
太陽光発電所の建設には、いろいろな条件が揃っている必要がある。SBエナジーの国内事業本部 地域貢献推進部マネージャーである浅野泰光氏はこう語る。
この地の魅力は、やはり土地の広さが一番です。規模的に日本最大級の太陽光発電所が建設できる土地を使わせていただけるのですから。また、北海道のなかでも安平町は日照がいいんです。冬でも晴れている日が多く、降雪も比較的少ない。これだけの平坦な土地で、日照がいいというのは、太陽光発電に最適なんです
つまり、太陽光発電所の建設に適した広大な土地が借りられるという幸運に恵まれたということなのだ。
このような大規模の施設を建設するには、自治体の理解も必要だ。安平町の場合は、明治時代に夕張炭鉱から産出される石炭を運ぶための鉄道の主要路線として栄えたという歴史があり、昔からエネルギーと関わりがある町。また、太陽光発電所建設予定地の隣接地には北海道電力の南早来変電所があり、地域としても受け入れやすい環境があったため、比較的スムーズに話が進んだようだ。
■ 雪国ならではのパネル設置の工夫とは
※使用されている東芝製の単結晶パネル
安平町に建設中のソフトバンク苫東安平ソーラーパークを訪れた。ソーラーパネルの供給と施工を担当するのは東芝だ。これまで東芝グループとして300ヶ所以上の太陽光発電システムの建設を手がけてきた同社だが、166haもの広大な土地、しかも北海道という寒冷地での建設は新たなチャレンジとなった。
※パネルの角度は30度。架台の高さも通常より高くしている
まず、設置するパネルの角度。