新幹線開業で北海道大混乱? 駅から函館まで電車で17分、ダイヤ未確定でバスの手配もまだ...

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新函館北斗駅は元々、市街地から離れたエリア。画像は2008年当時(Mugu-shisaiさん撮影、Wikimedia Commmonsより)
新函館北斗駅は元々、市街地から離れたエリア。画像は2008年当時(Mugu-shisaiさん撮影、Wikimedia Commmonsより)

[どさんこワイド - 札幌テレビ]2015年4月15日の放送では、北海道新幹線の開業に伴う観光客誘致の課題についてが特集されました。

開業まで1年をきった北海道新幹線。観光への期待が高まっていますが、多くの観光客が降りたつ新幹線駅からの乗り継ぎ、交通アクセスの整備が観光客誘致の課題となっています。


新函館北斗駅は元々、市街地から離れたエリア。画像は2008年当時(Mugu-shisaiさん撮影、Wikimedia Commmonsより)

今月リニューアルオープンする七飯町の「函館大沼プリンスホテル」では、1年後の北海道新幹線開業を見据え、およそ4億円をかけ大規模なリニューアルを行いました。こちらは新函館北斗駅からは車で15分ほどと一番近いホテルです。それでも気を使うのが宿泊客の利便性だといい、新駅からホテルまでの送迎も検討中です。

というのも、来年3月に開業する北海道新幹線は、乗客は終着駅の新函館北斗駅で乗り換えをることになりますが、その乗り継ぐ交通手段、2次交通が今大きな課題となっているのです。

予想される新駅からの2次交通は、函館までJRが運行するアクセス列車でおよそ17分。札幌方面は乗り換えの特急列車が運行されますが、特急列車はJR北海道の一連の事故で11往復から9往復に減便されています。アクセス列車の定員も441人で新幹線の定員より290人少なく、乗れない客が出る心配もあるのです。

その他駅前にはバスやタクシーなどが乗り入れますが、バスの運行区間や本数はまだ決まっていません。

肝心な新幹線のダイヤがまだ発表されていないからです。

2010年に開業した新青森駅。ダイヤが発表されたのは開業のわずか3カ月前で、北海道新幹線でも同じ時期が予想されます。

それでも動き始めたバス会社がありました。手探りでも準備を始めなければ開業には間に合わないからです。しかし、ドライバーの確保にも苦戦が強いられています。

観光客を呼ぶには... カギを握るのは交通アクセス

さらに、観光業界も不安を抱えています。

七飯町大沼の観光遊覧では、新幹線からの2次交通がはっきりとしないため客が込み合う時間帯が予測できないといいます。観光客の増加を歓迎しつつも、安全やサービスの質に影響が出ないか心配です。

間歇泉で知られる鹿部町は、函館から車で1時間ほどの場所にありますが、バスの本数は少なく、観光客にとって交通の便は良くありません。マチは新幹線効果に期待していますが、新駅からのバスの運行も難しい状況です。しかし、今年、間歇泉公園の隣に物産館を建設する予定で、旅行会社へのPRを強化し、ツアーバスの乗り入れを目指しています。

一方、新幹線沿線から遠く離れた登別温泉では、新幹線開業に大きな危機感を覚えています。新幹線開業後の観光についての話し合いでは、客を呼び込むための斬新な意見も飛び出しました。それは道南の森町から船を利用できないかという、2次交通そのものを観光資源とする案です。

新幹線開業で函館に集中する観光客をどう呼ぶ込むのか。交通アクセスの整備がカギを握っています。(ライター:北海道saki)

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