欧州で人気急上昇中!北ヨーロッパの秘宝「タリン」を散策してみよう (1/3ページ)
欧州大陸北東部にあり、バルト海をはさみ北欧諸国と隣接するバルト三国。この三国の中で一番北部に位置するのがエストニア共和国です。
その首都タリンは、10世紀頃に建設されたと推測されます。そしてその地理的優位さから、13世紀から16世紀にかけて、北ドイツを中心とした海上貿易の同盟(ハンザ同盟)の一員として大繁栄しました。
この4世紀近く続いた大繁栄期の中、裕福な商人たちの富の象徴ともとれる豪華な家々や教会が数々建造されました。その建築様式は、ゴシック様式、ルネッサンス様式、バロック様式など、その時々のヨーロッパで脚光を浴びたもので、多岐にわたります。

その後、16世紀から18世紀にかけてスウェーデン、18世紀から20世紀の間(一時期を除く)はロシアの支配下に置かれました。この影響により、ロシア正教教会やロシア様式の建築物もあり、タリンの町はヨーロッパとロシア文化の見事な「パッチワーク」作品となっています。

そして特筆すべきは、いくつかの大きな戦争に巻き込まれながらも、奇跡的に中世からの建造物が残っていることです。このため「ヨーロッパ北部の中で一番良い状態で保存されている、並外れた美しさを持つ旧市街」として評判が高く、1997年に旧市街の一部である「タリン歴史地区」はユネスコ世界遺産として認定を受けました。また2011年には、ヨーロッパの文化都市にもなりました。

実際に町を歩いてみると、くねくねした石畳の道が続き、その道沿いに綺麗な家々が並びます。