なんでこんなに少ないの?税理士が解説!「給与明細の謎」 (1/2ページ)
新入社員の方は、初めての給与を手にされましたか? 筆者が初めての給与を貰った時は、上司に「初給料で家族にケーキでも買って」と言われ、買って帰ったことを覚えています。さて、「これぐらいはもらえるはず……」と思っていたのに、実際に手にする金額は少ない……。「なんでこんなに引かれているの?何がひかれているの?」と思われていませんか?
今回は、お金のプロである税理士の筆者が“給与明細の謎”を解き明かします。
■給与明細は大きく二つにわかれている
給与明細は、様々な形式があると思いますが、大きくわけて“支給”の欄と“控除”の欄があります。
支給の欄には“基本給”“役職手当”“家族手当”や“住宅手当”など、貰えるお金が記載されています。これらは、所得税や住民税の計算の対象となり、税金がかかるものたちです(課税対象)。
支給の欄の中でも“通勤手当”のところに記載してあるのは、会社に通うための交通費です。通勤手当は、合理的な金額であれば、所得税や住民税の計算の対象とはなりません。そう、通勤手当には、税金がかからないのです(非課税)。
控除というのは、引かれるという意味ですから、“控除”の欄には、引かれているものが記載されています。
■なんでこんなにひかれるの?
“支給”の欄はわかりやすいとしても、「なにこれ?」と思うのは“控除”の欄。
いったい何がひかれているのでしょう。
項目は、健康保険料・厚生年金保険料・雇用保険・所得税(源泉)・住民税・遅刻控除などがあると思います。今年、就職された方は住民税のところに数字が入っていません。住民税は前年の所得に対してかかるので、就職一年目の方はまだ引かれないのです。二年目からは 引かれるものが増えてさらに手取りが少なくなるかも……。
所得税は、一ヶ月相当分が引かれていますから、この数字に12をかけるとだいたい自分の年間所得税額がわります。
■引かれるばかりで損?
「こんなに引かれたらやってられない!」と思われるかもしれません。しかし、健康保険料等は、あなたを守ってくれているものです。