社会現象化する「スマホ依存」の実態とは? 所有者の8割が自覚あり (2/2ページ)
スマートフォンユーザーの中には、家で食事をしながらスマートフォンをいじる「ながら食い」をしたり、寝る前に暗闇で画面を見てしまったりする人も多いのではないでしょうか。
最近は、お風呂に入りながらスマートフォンが操作できるグッズなども販売されているので、学校や会社から帰宅した後、眠りにつくまでスマートフォンを離さないという人もいるかもしれません。
「デジタルデトックス」できてますか?
デジタルデトックスとは、IT依存症を防ぐため、デジタル機器から一定期間離れる取り組みのことです。デジタルデトックスの認知度はわずか22.2%で、その必要性に関しては、31.3%の人が「必要だと思うが実践できていない」と回答。
年代別では、10代と20代の4割近くが、必要性を感じつつも実践には至っていないようです。友人や恋人と「いつもつながっていたい」と感じる若い世代だからこそ、スマホから離れられない現状があるのかもしれません。
あなたもなっているかもしれない「テキストサム損傷」とは
テキストサム損傷とは、スマートフォンを長時間使用することで指が変形したり、痛みやしびれを感じる状態のことを指します。調査の結果から、テキストサム損傷の認知度は50.4%で、うち経験者は5.2%となりました。
小指の変形は、スマートフォンの長時間利用が原因であると、一概には言えないという意見もあります。しかし、使い過ぎることで腱鞘炎のような状態に至るおそれもあるため、やはりスマートフォンの使い過ぎには注意が必要です。
もはや他人事ではなくなっている「スマホ依存」。もう一度自分の使い方を見直し、スマートフォンに頼り過ぎない生活を考えてみてはいかがでしょうか。