モラハラ家庭で育った子どもが「将来不幸になりやすい」本当の理由とは
子どもの前で夫婦喧嘩をするのは良くないと思って、夫から何か言われても言い返さないようにしているうちに、一方的に怒鳴られるようになってしまい精神的にツラい……いわゆる“モラハラ”状況に悩んでいませんか?
あなたも心配ですが、実は子どもへの影響ももっと心配です。
たしかに夫婦喧嘩の険悪なムードだけでも子どもは大きなストレスを感じているものですが、モラハラを受けて悲しそうな顔をしているママの姿にも、子どもは深く傷ついているのです。
今回は『新・良妻賢母』認定講師の筆者が、モラハラのある家庭の子どもへの影響と、ママが気を付けるべき点についてお伝えします。
■モラハラ家庭に育った子どもの特徴3つ
子どもはあまり気にしていないように見えても、パパとママの関係にとても敏感です。
状況や子どもの性格にもよりますが、モラハラのある家庭に育った子どもには以下のような特徴があります。
(1)キレやすくなる
怒鳴る、威嚇する、あるいは無視するという形でしか自己表現できない父親の影響を受けて、子どもも些細なことでキレやすいという特徴が出て来ることがあります。パパがママに接する通りに、ママに暴言口調で自己表現をするのです。
子どものそういう姿を見ると、ママは本当にいたたまれない気持ちになりますよね。「子どもがこうなってしまったのは夫のせいだ」と、ママの心は追い詰められていきます。
(2)ひょうきん者になる
夫婦間の気まずい空気を何とかしようと、わざとおどけたり、冗談を言ってふざけるタイプの子どもがいます。本当にその場を和ませてくれることもありますし、母親の代わりに父親に怒られようとさえするのです。
親からしたら心配がないようですが、心の奥が深く傷ついていることに変わりはありません。
(3)優等生のいわゆる「いい子」になる
長男・長女にありがちなタイプです。両親の不和を感じ取って、小さい子どもでも「自分が親に心配をかけている場合ではない」と敏感に察知します。いつも父親にいじめられている母親を元気づけようと、一生懸命“いい子”になって喜ばせようとするのです。
3つのタイプに共通して言えることは、モラハラ家庭の子どもは“役割を演じる”という点です。家族関係の中で、ありのままの自分でいられず、本当の自分の気持ちを上手に表現できないで育つことになります。
すると将来、生きる喜びを感じにくい不幸な人生になる可能性があるのです。たとえ今、明るい優等生タイプでも安心ばかりもしていられません。
■子どもの心を傷つけているのはママの態度!?
子どもに悪影響を与えるのは、夫の激しい口調や冷たい態度だと決めつけていませんか? 意外にも子どもの心を本当に傷つけているのは、“ママの態度”の方かも知れません。
小学校低学年頃までの子どもは、実際パパよりもママのことを見ています。ママの感情や表情にとても敏感なんですね。ママがいつも悲しい顔をしていたり、元気を失っている状況に子どもは心を痛めます。そのくらいママが大好きなのです。
子どもの為にも、夫の態度や口調を正して貰おうとしてうまくいかずに、悩んでいる人は多いと思います。筆者のところにも「どうしたら夫のモラハラを治せますか?」という相談が来ますが、夫を変えることは難しいとお答えしています。
でも、絶望することはありません!
夫が変わらないのであれば、ママ自身が変わればいいのです。そのための、どんな状況でも、ママが笑顔でいられる方法はあります。
まず、子どもに心配をかけないママでいること。そして子どもがありのままで、素直に自分の感情を表現できる空気を家庭の中に作ることが何より大切です。
いかがでしたか?
夫の暴言は、態度では抵抗せずに、心の中で軽く流しましょう。「ごめんなさい」と謝ったら、それ以上引きずらないようにします。
可愛い我が子が「大人になって自分の気持ちを上手に表現できず、生きる喜びを感じにくい人生を送るかもしれない」と思えば、気持ちを明るく持つことができます! そのためにも、子どもの前では明るいへこたれないママでいましょうね!