苦労したのはコップの水の波紋。『ジュラシック・パーク』の豆知識7選 (4/4ページ)
しかし、ILMのあるメンバーが密かに開発したガリミムスのスケルトンの大群が走る、異なるアングルのCG映像を入れたテープ(文字通りテープ)を見たスピルバーグ監督は、瞬時に全面的にCGを使うべきだと考えました。その後、ティラノサウルスのテスト映像が作られ、スタッフはCGの果てしない可能性に度肝を抜かれるのです。
ゴー・モーション担当だったフィル・ティペットらのチームは、ストップモーションの恐竜の動きをデジタル入力する「ダイナソー・インプット・デバイス」を開発。ガリミムスの大群やラストのTレックス対ヴェロキラプトルといった複雑なシーンを作成する上で、ストップモーションとCGの両技術をつなぎ、溝を埋めることに成功したのです。
最後のCG裏話に冠しては、以前ご紹介した『ジュラシック・パーク』の制作秘話」に詳しく書いてあるので、そちらも併せてどうぞ。
『ジュラシック・パーク』はCG満載の映画という印象がありますが、実際にCGが使われているシーンの合計時間は7分程度。昨今の映画と比較すると、ほとんどCGパートが無いように感じてしまいますが、使い方が効果的で、時代が変わるほどのインパクトがあったために、現在でも「CGがすごい作品」として本作は語られています。そして、今後も語られ続けていくことでしょう。
7 Things You (Probably) Didn't Know About Jurassic Park[YouTube]
(中川真知子)