タミヤ「トヨダAA型」にみるプラモデル設計今昔物語 (1/4ページ)
プラモデルを作ったことがあっても、プラモデル設計の方法はさほど知られていない。金型があって、樹脂を流し込んで作るのは今も昔も変わりはないが、3Dスキャナーや3Dプリンターの普及、高性能化により他の産業同様、プラモデル設計の現場も様変わりしているという。今回タミヤメディアミーティングでは設計現場のエンジニアを交え、プラモデル設計手法の変遷を追った。
■ 手描きの図面
プラモデル化はまず資料集めから始まる。現地取材では数千枚にも及ぶ写真撮影や、採寸を行い、各部のディティール、大きさを把握する。


これは1989年当時のトヨタ・スプリンタートレノの設計図。当時はコンピューターを使わず、手書きで図面をおこしていたために描きあげるのに数週間の時間を要したという。

その後2倍スケールの木型を起こし、最終的な造形の確認をする。2倍スケールにする理由はより高精度な造形を行うためであり、図面はこの2倍スケールに合わせたもの。この後実際のスケールモデルの大きさにした金型を起こし、最終的な生産へと移行する。
■ 最新の技術で最古のものを
タミヤが6月下旬に新発売する1/24スケールモデル、トヨダAA型では3Dスキャンを含む最新の設計手法を取り入れている。