ウォリアーズ40年ぶりの優勝!ファイナルMVPはアンドレ・イグダーラに! (4/4ページ)

Amp.

さらに積極的なベンチメンバーの起用は、相手ディフェンダーの混乱を誘い、常にチームに新たな風を吹かせ、その活躍で流れを変える場面も多々あった。ベンチから出場するショーン・リビングストンやレアンドロ・バルボーザ、そしてイグダーラやリーの活躍は、チームを勝利に導く道筋を示してきたのだ。
その思い切った采配の結果、今シーズンからウォリアーズの指揮を担うことになったスティーブ・カーHCは、新人ヘッドコーチとして史上7人目の優勝コーチとなった。

高さを捨てた“スモールラインナップ”での挑戦

キャバリアーズの攻撃はレブロン・ジェイムスのペネトレイトやそこからのキックアウトでの3P、216cmもの身長を誇るティモフェイ・モズコフと強靭なフィジカルを持ったトリスタン・トンプソンのインサイドから構成されている。
スピードがあるものの高さには慢性的な不安を抱えていたウォリアーズにとっては、相性の悪い相手と言っても過言ではなかった。
しかし、そこでスティーブ・カーHCは、まさに逆転の発想とも言える大胆な戦術を見せた。
第3戦までセンターだったアンドリュー・ボガットをスターターから外し、イグダーラを戻したのだ。この布陣がキャバリアーズに思わぬ苦戦を強いる。

レブロンに対しては、イグダーラがきっちりとマークをしてディフェンスすると同時に、モズコフやトンプソンのインサイドの選手にボールが入ると、徹底したマークとダブルチームで自由を与えなかった。そして、キックアウトパスを読みきりカットすることで、得意の速攻へと持ち込み自分たちのペースでの試合展開にしていった。

さらに攻撃においてもこの策は理にかなっていた。Gの選手がボールを持つと、モズコフがマークについている選手がスクリーンに走りマークをずらす。するとセンターであるモズコフとスピードのある選手がマッチアップすることとなり、スピードのミスマッチが起こる。
結果、ペイントエリアをかき回されることになり、キャバリアーズはディフェンスを安定させるために絶対的センターであったモズコフを下げざるを得ない状態になってしまった。
高さになんとか対向するのではなく、スピードで勝負することで結果的に相手の脅威を排除する――。
そんな逆転の発想で自分たちのペースを作り出したのだ。

新たな歴史が刻まれたNBA――。

ゴールデンステイト・ウォリアーズが優勝することで新たなスタイルがNBAを制覇し、時代を変えてみせた。
これから移籍市場なども活発に動き、それぞれが優勝にむけてチーム作りに励んでいくが…。

早くも来季のNBAが楽しみでならない。

「ウォリアーズ40年ぶりの優勝!ファイナルMVPはアンドレ・イグダーラに!」のページです。デイリーニュースオンラインは、ニューススポーツエンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る