頼りになるけどココには気をつけて!「高額療養費制度」の注意点 (2/2ページ)
先程の区分でご説明すると(1)の場合4ヶ月目からは14万100円、(2)の場合9万3,000円、(3)・(4)は4万4,400円、(5)は2万4,600円となります。
少しはほっとされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし問題があります。
それは治療が継続していても自己負担額が『高額療養費』に該当しない程度でずっと推移する場合です。
例えば、(3)の区分の場合、毎月の自己負担額が8万円弱ぐらいでずっと続く場合です。8万円の自己負担額で1年間治療を続けると96万円必要です。
一方、当初3ヶ月間の自己負担額が8万7,430円で4ヶ月目から『多数該当』になると1年間の自己負担額は66万1,890円で済みます。
その差は29万8,110円となり決して小さくはないということがわかります。
■解決策として
まずは自分がどの区分に該当するのかをきっちり知っておくことです。
(3)に該当する人が『高額療養費』に相当する程度の治療を1年間続けるとなると70万円から100万円ぐらいの費用が必要になります。
これを保険で用意するのか貯金で用意するのかということを考えておきましょう。
但し、国民健康保険以外であれば健康保険から『傷病手当金』(被扶養者はなし)ももらえますし、組合健保であれば『付加給付』を行っているところもありますのでこれらの制度についても押さえておいて下さいね。
いかがでしたか?
医療費の不安から闇雲に保険に加入する方もいらっしゃいますが、その前にきっちりと“健康保険について知る”ことが大切です。その上でいまの家計の状態を見て足りない分について手だてを考えておくことが重要となります。
(中村真里子)
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