実は痴漢より重罪!? 「ハレンチ盗撮」最前線レポート (2/2ページ)
「最近多いのは、腕時計型の盗撮器による犯行です。時計をイジっていても、さほど警戒されないため、たとえば電車の向かいに座っている女性を容易に盗み撮りできる。時計の機能もちゃんとあり、パッと見では、素人が見分けることはできないでしょう」
他にも、ペンやライター、車の電子キー、パソコンのUSBメモリや、メガネに偽装した盗撮カメラも、非常に高性能化しており、素人がそれと見破るのはますます難しくなっている。
実際、5月27日にはスニーカーの靴先に取り付けた小型カメラで、コンビニで女子高生のスカートの中を盗撮したとして、京都府警交通機動隊の白バイ隊員の男性巡査が逮捕されている。
「これらカモフラージュカメラの販売店が、迷惑行為防止条例違反のほう助容疑で逮捕された例はあります。ただ、今もネットを検索すれば、販売店はいくらでも見つかる。利用者の良心次第、というのが現状です」(ネットライター)
自分の身は自分で守る意識を
だが、言うまでもなく、盗撮は犯罪だ。
「東京都の場合、盗撮行為は1年以下の懲役または100万円以下の罰金です。痴漢行為の刑罰が、6月以下の懲役または50万円以下の罰金ですから、その手軽さとは裏腹に、実は痴漢よりも刑が重いんです」(全国紙社会部記者)
それでも、軽い気持ちで盗み撮りをしようという不埒(ふらち)な輩が後を絶たないのが現実だ。いったい、卑劣な盗撮犯から身を守るには、どうしたらいいのだろう。
「今や、盗撮を完全に防ぐことは事実上、不可能です。また、ひとたびネットにアップされてしまえば、完全に回収するのは難しい。ですから、被害に遭う確率を下げるため、日々、ちょっとした注意をする癖をつけておくことをお勧めします」(前出の岡田氏)
たとえば、女性がデパートや公園のトイレに仕掛けられた盗撮器の被害に遭わないためには、以下の二つを習慣化することだ。
(1)座る前に、便器・便座の内側を確認する
(2)周りに置いてあるもの(芳香剤や予備のトイレットペーパーなど)を少し動かす
これだけで、大きな効果があるという。
「芳香剤の中に盗撮器が仕掛けられていたとしても、少し動かせば、レンズがずれて肝心の場面は映りません。重要なのは盗撮器を見つけることではなく、被害に遭わないようにする防犯意識です。ヘタをしたら、画像や動画をネットに流され、人生が変わる危険性すらある時代。自分の身は自分で守る意識が必要です」(岡田氏)
最後に、"盗撮冤罪"への注意喚起をしておきたい。
「最近、電車やエスカレーターでスマホをいじっていたら"盗撮です!"と腕をつかまれるようなトラブルが急増しています。何もなければ誤解も解けますが、もしエッチな画像でも持っていれば、あらぬ疑いをかけられる危険もあります」(前出の社会部記者)
李下に冠を正さず――電車内などでスマホを扱う際には、細心の注意を払っていただきたい。